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【米子市】<天ぷら にしむら>山陰の食材を揚げたてで味わう専門店

皆生温泉にある複合施設「KAIKEテラス」に2023年12月オープンした天ぷら専門店。

 

2種のコースから選べるディナー(要予約)がメインで、5,000円コースは11種類程度、7,000円コース(トップの写真、料理はコースの一部)では14種類程度の天ぷらを楽しめる。

赤エビから始まり、季節の魚介類や野菜、上質な肉など、山陰の海と山の恵みを一つずつ揚げたてで提供する。

地元の魚の一夜干しの天ぷらやご飯、香物、みそ汁、デザートなども付く。

夏が旬のサザエの天ぷらは、身をゆでてうま味を閉じ込めてから揚げ、やわらかい食感で噛むほどにその風味が広がる。

 

ほかにも、ふっくらとした白身のコチは、宮崎県産の柚子胡椒をまとわせて揚げたり、白アマダイはあえてウロコを残して揚げて食感に変化を加えたり、調理の工夫で素材の良さを最大限引き立てる。

素材をそのまま楽しむものもあれば、静岡県産の茶そばとエビのりで包んだ天ぷらや、チーズを挟んだトマトの天ぷらに冷たいだしジュレをかけた一品など、意外な組み合わせも合間に登場する。

 

細かく丁寧な調理の工夫、思いつかないような食材の組み合わせは、腕を振るう店長の西村さんの料理人歴40年以上という経歴を聞けば納得だ。

コースの最後に登場するデザートも本格派。鹿児島県産・紅はるかに衣をまとわせて丸ごと1時間~1時間半かけてじっくり揚げた後、同じ時間だけ蒸らして、アイスや季節の果物をトッピング。芋本来のうま味、甘みが凝縮した味わいは、思わず目をつむってしまうほどだ。

 

西村さんに聞くと、デザート用の芋を揚げるところから当日の仕込みが始まり、芋のうま味と甘みがじっくりと行き渡った油が、天ぷらの味を決めるそう。

さっくりふわっとした衣の味の決め手が「芋」にあったとは…!

ランチは1日20食限定で、天ぷら御膳・天丼・かき揚げ丼の中から選べる。

 

こだわりの天ぷらの味わいはもちろんのこと、

一人で来店、特別な記念日に大切な人との来店と、どんなシーンにもなじむ心地のよさもぜひ一度体感してほしい。

 

天ぷら にしむら

住所:米子市皆生温泉4-22 KAIKEテラス内

電話:0859-30-2890

営業:ランチ/11:30〜14:00、ディナー/17:00〜22:00

休み:木曜日

駐車場:「タイムズKAIKEテラス」の駐車券サービスあり

(記事は2024年8月25日現在)

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