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【米子市】<喫茶室ポスト>コーヒー&和菓子をレトロな空間で

米子市中心街のシンボルとして親しまれてきた築90年の郵便局をリノベーションし、市民らが集える場所として再生した建物内に誕生。

古いポストや当時の家具など、レトロな雰囲気の中でのティータイムは格別!

 

おすすめは「是是(せせ)コーヒー」の屋号でイベント出店もしてきた店主が自家焙煎するコーヒーと、繊細な作りに上品な甘さで人気の「こちかぜ」が手掛ける創作和菓子。

コーヒー(ホットまたはアイス)と上生菓子のセット(900円)で、自然・人の両方に優しいオーガニック豆の一杯と、季節の和菓子の相性を楽しんで。

抹茶あんの練り切りに〒マークがアクセントになった写真の生菓子「ポスト」は、ここだけで味わえる逸品。

その時々に用意してもらうこちかぜオリジナルのあんを、パリッと焼きなおした皮に乗せたり挟んだりと好きなスタイルで味わう最中(もなか)のセットも名物。

 

「自然にもコーヒー農家にも、飲む人にも優しいものを」とオーガニックな豆を仕入れ、その特長を生かすことを一番に、自宅で焙煎しているという店主。

手書きの“メニゥ”の愛らしさに人柄がのぞく。

 

コーヒーに和菓子の組み合わせが好きで、イベントで意気投合したこちかぜさんのお菓子を扱うことに。

「コーヒーもあんこも豆同士なので相性がいい。こちかぜさんの作る和菓子は、高い技術はもちろんのこと、品のいい甘さと繊細かつ独創的な作りにときめきを感じます」

 

カフェでは鳥取市用瀬町「岸田手袋靴下製造所」で80代の職人が手掛けているソックスも扱う。

かかとがないのでサイズレスに履け、糸の色ムラで自然に生まれる織模様に手仕事のぬくもりを感じる。

 

エメラルドグリーンの外観が美しい「YORAIYA角盤」の建物は、角盤町郵便局として1935(昭和10)年に建てられ、郵便局が移転して役目を終えたのちは建物1階に書店が入り、「角盤文庫」として2020年まで親しまれていたそう。

空き店舗のままにしておくのは惜しいと、市民団体らがクラウドファンディングで資金を集め、2024年4月にオープン。

コミュニティスペースや多目的レンタルスペースとして生まれ変わった今も、郵便局当時のポストや看板、使われていた家具などが大切に保存されている。

街の歴史を感じながら、かぐわしいコーヒーの香りを楽しむ豊かな時間を過ごしてみては。

 

喫茶室ポスト
住所:米子市角盤町3-82 YORAIYA角盤内 【MAP】
電話:0859-57-8850
営業:13:00~19:00
休み:月曜日ほか不定休
駐車場:あり
Instagram こちらから

(記事は2024年9月8日現在)

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