ベーグルやバームクーヘンの専門店が入る複合施設「MONOTONE 02棟」の２階に2024年5月オープンしたスイーツ店。

洗練された空間にあるショーケースには見た目華やかな生菓子や焼き菓子がずらり。

あっという間に非日常空間に引き込んでくれる。

生菓子の中でシェフいち押しの「スペシャリテ」は、ふんわりとした弾力のスポンジに軽い生クリームをサンドした「AWASE（あわせ）」。

「AWASEを一人サイズで食べたい！」との声に応えた“プチ”シリーズも登場。

そのまま小さくカットしたケーキに加え、季節のフルーツを挟んでトップにものせた一品も。手土産に喜ばれそうだ。

お店に入ってすぐにある「焼き立てマルシェコーナー」には人気のカヌレのほか、あまり見かけることのない品々が…

赤い見た目がとにかく目を引く「ＲＥＤ＋Ａ（レッドエー）」は、スペシャリテの一つ。

フランボワーズの飴をまとわせたアーモンドと、ローストしたピスタチオを練り込んだ、発酵バターたっぷりのブリオッシュ。

フランスで「プラリーヌ」と呼ばれるパン菓子で、ほどよい酸味とナッツの食感がアクセントになって、食べ始めると手が止まらない。

種類が豊富なサブレなどの焼き菓子や、素材にこだわって手作りするコンフィチュールはギフトボックスに詰めて贈り物にいかが。

国内外の洋菓子業界で修業を重ね、吉岡製菓に戻ったシェフ吉岡さん。

和菓子屋という枠の中で洋菓子部門を担うなか、「自分が表現したいことをしっかりと形にしてみたい」と独立を決意したんだそう。

今後は吉岡製菓とのコラボも考えているとのこと。

「複雑すぎず、子どもでも『おいしい』と思ってもらえるスイーツを作りたいです。そのためには引き算が大切。難しいけどお客さんが嬉しそうに帰っていく姿を見ると頑張れます」

2024年８月には見晴らしのいい店舗奥のスペースを活用してカフェが開店予定。

さらに同年秋にはコースデザートを提供するレストランとして本格始動する。

どんな商品が登場して、どんなお店に変わっていくのか…訪れるたびに楽しみが更新されそうだ。