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【境港市】<BORDER/ボーダー>食通のステキな夫婦が厳選! 紅茶とワインで幸せなひとときを

JR境港駅すぐ近くに2024年8月オープンしたカフェ・ワインバー。

 

ユニークな経歴を持ち、食べることが好きで幅広く「食」に精通するオーナー夫婦がオープンさせたのが、紅茶とワインを売りにしたカフェ・ワインバー「BORDER」だ。

 

提供されるこだわりのフード・ドリンクの一品一品もさることながら、店全体を2人の人柄がふわりと包み込む。

 

厳選した上質な紅茶とワイン、それぞれに合わせた自家製のスコーン(500円)やフォカッチャプレート(1,000円)などを楽しめる。

地元・境港の魚介や、農薬や化学肥料に頼らずに栽培されたオーガニック食材を中心に使ったおつまみ(1,000円~)も。

紅茶は、ヒマラヤのふもと標高1,000メートル以上の地で栽培された清涼感のあるプレミアム紅茶などを厳選。

 

季節ごとに仕入れるシーズンティーもあり、取材日には24年夏に摘まれたアンカットリーフ(カットされていない葉)がメニューに!

ガラス製のポットの中での茶葉の変化や、時間経過による味わいの変化をじっくり堪能できるのも醍醐味。

ワインは“自然派”にこだわってセレクト。赤・白・オレンジ・スパークリングと多彩にそろえ、ボトルやグラス、飲み比べセットで堪能できる。

 

「ワインは好きだけど、どれにしようか迷う」という方も、飲みたい味、好みの味を伝えれば、求める一杯にきっと出会えるはず。

日替わりのスコーン(500円)は、生地にオーガニックバナナを混ぜ込んでしっとりさせ、紅茶に合う甘いタイプと、ワインに合うタイプの2種類を焼き上げる。

 

取材日はすづき農園(米子市)の無農薬栽培イチゴに、ブルーベリーとラズベリーを合わせた「トリプルベリーのスコーン」だった。

調味の際、白砂糖は一切使わないなど調味料からこだわり、できるだけ体にいいものを使うように心がける。

「自分たちが食べたいものを作り、飲みたいものを集めているだけなんです」と笑顔で話す言葉に、提供される一品一品への自信がうかがえた。

白を基調にした洗練された店内は、女性客を中心ににぎわう。

開店から閉店まで、ゆっくり食事を楽しむ人も多いんだとか。

オーナーの山本博樹さん、洋子さん夫婦は長年、東京・世田谷区に住んでいたそう。

24年4月、妻・洋子さんの故郷でもある境港に移住し、新たな土地での生活をスタートした。

 

きっかけは、「海の近くで、土の上に木造の家を建てて、カフェを開きたい」という夢を実現するため。

全国各地で土地を探す中、夫・博樹さんが見つけた境港の土地に自宅兼店舗を構えることに決めた。

洋子さんは長年、生活情報誌「オレンジページ」で日本酒やマクロビオティックなどのムック本の編集長を務め、独立後の現在は「酒と食のジャーナリスト」として雑誌連載、講演会などを通じて情報を届ける。

 

博樹さんは大手部品メーカーの研究職として長く勤めてきた“理系一筋”でありながら、日本酒好きが高じて小説家デビューを果たした。

 

 

「仕事終わりに一杯飲んで、ホッと一息つける空間になればうれしい」。

長年の夢を形にした気さくなご夫婦が、紅茶とワインとフードをそろえて温かく迎えてくれる。

BORDER

住所:境港市浜ノ町141-1

電話:0859-21-5028

営業:金曜日~日曜日の15:00~21:30(L.O.)

休み:月~木曜日

駐車場:あり

Instagram:@border_sakaiminato

(記事は2024年12月27日現在)

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