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【米子市】<菓子 ヒナゲシ>大人ごころをくすぐる繊細な見た目の洋菓子

住宅街の一角にたたずむ洋菓子店。
週に2日程度(不定期)のオープン日には、ここにしかない一品を求めて地元はもちろん遠方からも人が訪れる人気店。
厳選した素材選びから始まるお菓子づくり。
木次乳業の乳製品や平飼いの有精卵、フルーツなど、山陰の素材を中心に選び、一つ一つの素材を生かしたお菓子に仕上げる。
週ごとにラインナップが変わる「今週のケーキ」は5~7種類あり、内容はInstagramで発信される。
中でも定番メニューとして親しまれているのがスワンシュー(460円)だ。
お店のロゴにも使われるコハクチョウをモチーフにしたシュークリームで、繊細な技術がうかがえる優美な見た目に心が躍る。
サクサクのシュー生地の中には、芳醇なバニラ香るカスタードクリームと濃厚な生クリームをたっぷりとサンド。
一口目は羽の部分で生クリームの層を豪快にすくって食べるのがオススメ♪
取材に訪れた1月中旬には、ふんわりと口当たりのやさしい苺ショート(530円)や、サクッとしたメレンゲと和栗クリームを合わせたモンブラン(700円)、濃厚でなめらかなプリン(400円)などもショーケースを彩っていた。
各種クッキーやマドレーヌ、フロランタンなどの焼き菓子も人気で、自宅用はもちろん、お店のシンボルカラー赤×白を基調にしたギフト箱に詰め合わせたギフトとしても選ばれている。
オーナーパティシエの花本奈美さんは、関西のパティスリーで10年以上経験を積み、結婚・出産を機にUターンして独立・開業した。
境港市の「ボヌール洋菓子店」を営む両親のもとで生まれ育った花本さん。
物心ついたころからお菓子づくりが好きで、自然とパティシエの道に進んだそう。
実家のお店は兄が継ぎ、花本さんも “一番人気の焼き菓子”の「ダックワーズ」のレシピを自分のお店で引き継ぐ。
アーモンドパウダーとメレンゲの生地にバタークリームを挟んだ、「サクッ、フワッ」の唯一無二の食感が何よりもの特徴だ。
「独立を決意した時、両親が生み出したダックワーズを米子でも広めたいと思ったんです」
その言葉通り、新たな地でも“両親の味”に新たなファンが増え続けている。
オープンから2025年1月で1年を迎えた。
花本さんは「ケーキや焼き菓子を見ただけで『ヒナゲシのだ!』と分かる個性が光るものを今後も作っていきたいです」と笑顔で意気込む。
今後、ジェラート製造をスタートする計画もあり、2年目以降の変化にもワクワクさせられる♪
菓子 ヒナゲシ
住所:米子市淀江町佐陀1301-6
電話:0859-21-7087
営業:11:00~15:00※なくなり次第終了
★営業日・休みはInstagramを確認★
駐車場:あり
Instagram:@hinageshi_cake
(記事は2025年2月13日現在)

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