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【松江市】<想ひ出noふらた屋>懐かしくも新感覚な“ふにゃふにゃ”うどん

かつて松江市内にあり、地元客に愛されつつも25年ほど前に閉店した「平田屋」の名物うどんを味の記憶を頼りに再現し、提供する。
幼いころから常連客の一人だった店主が「思い出の味をもう一度」と一念発起し、2024年12月にオープンした。
うどんメニューは1種類のみ! 器になみなみと入ったうどん(750円)は、“ふにゃふにゃ”“ぐじゃぐじゃ”と表現されるやわらかい麺が何よりもの特徴。
箸で取ると、繊細なほどのやわらかさが際立つ麺が当時も親しまれていたそう。
麺の「ちょうどいい」ゆで加減は試行錯誤の上で決め、同じくやわらかいうどんを提供する松江市美保関町の「そばきち」のレシピも参考にした。
やさしいかつおだしの中に溶けていくような食感は、当時の味を知らない人にとっても新鮮でクセになるかも…!?
だし巻き卵(2個250円)や炊き込みご飯(250円~)などのサイドメニューも人気で、うどんとの組み合わせを変えるのも通な楽しみ方の一つだ。
珍しい取り組みとして、利用客が自分の飲食代とは別に購入した食券で、高校生以下の子どもたちが無料で食事ができる「未来チケット」の仕組みが導入されている。
「未来ある子どもたちを支援したい」との店主の思いに賛同するように、取材日にも多くの未来チケットが並んだ。
懐かしい味を届けるとともに、新たな世代へとつながる温かさも秘める新スポット。
アットホームな感覚はぜひ来店して体感してほしい。
想ひ出noふらた屋
住所:松江市向島町184
営業:11:00~15:00
休み:日曜・祝日
駐車場:あり(店舗裏)
Instagram:@omoidenofurataya
(記事は2025年5月9日現在)

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