おでかけ・イベント

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涼を求めて●山陰の滝10選●

涼やかな風が山や川をわたる季節がやってきました。マイナスイオンたっぷりの、水辺スポットに足を運んでみませんか⁉

りびえーるがお勧めする山陰の滝10選をご紹介します。

※詳細はHP等で確認を☆☆☆

(写真は山陰中央新報社資料)

1.龍王滝(鳥取県日野町)

小泉八雲の怪談文学作品集「骨董(こっとう)」で幽霊滝として紹介されている。

滝山神社境内にあり、岩壁やこけむした岩を伝って流れ落ち、滝つぼから下にも小滝がある二段滝で、落差は50メートル。

龍神が宿るという神秘的な境内にふさわしい幽玄さを誇っている。
 

龍王滝(りゅうおうだき)

●住所

鳥取県日野郡日野町中菅【MAP】

●アクセス

県立滝山公園入り口の鳥居から徒歩約10分。杉木立の参道400メートルを行く

●問い合わせ

日野町観光協会 電話0859-72-2101
 

●HP こちらから

2.鷹入の滝(安来市)

環境省が2016年に実施した人気投票「名水百選選抜総選挙」の秘境部門で、全国2位。「平成の名水100選」にも選定された。

鳥取県日南町との境にある鷹入山(標高706メートル)の中腹にあり、落差10㍍の本滝と二の滝、三の滝の3段で構成され、木々に覆われた薄暗い岩肌を一気に落ちる。滝壺の前には伝説の女神を奉ずる祠(ほこら)がある。

 

鷹入の滝(たかいりのたき)

●住所

島根県安来市伯太町大字上小竹【MAP】

●アクセス

安来ICより車で40分
安来駅より車で45分
鷹入の滝駐車場より徒歩15分

●問い合わせ

赤屋交流センター 電話0854-38-0145

●HP こちらから

3.浮浪の滝(出雲市)

島根半島西部の北山山地にある天台宗の古刹・鰐淵(わにぶち)寺。本堂前から深い森を抜ける参道を8分ほど歩くと、浮浪の滝が姿を見せ、滝口から噴き出した水が約18メートル下の岩板に一直線にたたきつけられ、深山の静寂を切り裂く。

岩窟に造られた蔵王堂が、神聖な雰囲気をたたえる鰐淵寺の「奥の院」。滝の落ち口の岩には木造の蔵王堂も安置されている。

鰐淵の名は、滝で修行していた開祖・智春上人が仏器を落としたところ、鰐(わに=サメ)が滝の淵から上がってきて返したとの逸話にちなむ。

大山寺(鳥取県大山町)から、一夜にして釣り鐘を担いで帰った弁慶も水に打たれて修行したと伝えられている。

 

浮浪の滝(ふろうのたき)

●住所

出雲市別所町148【MAP】

●アクセス

山陰道宍道ICより県道184号線経由車で約25分

一畑電車雲州平田駅より路線バス(平田生活バス)鰐淵線で約25分、鰐淵寺駐車場下車、徒歩約15分

浮浪の滝までは、本堂前から参道を徒歩8分

●問い合わせ

鰐淵寺 電話0853-66-0250

●HP こちらから

●注意事項

・渇水時には滝の水量が少ない場合があります。

・駐車場(60台)から参道を徒歩で参詣してください(車の乗り入れは不可)。

・管理のための入山料(大人500円、中・高生:300円、小学生:200円、20人以上で団体割引あり)が必要です。

・拝観時間8:00~16:15(退山時間17:00)

・ペット同伴での入山はできません。

・自然保護のため、山野草の採取はしないでください。

4.龍頭が滝(雲南市)

雄滝(落差40メートル)と雌滝(同30メートル)からなる。勇壮な姿は中国地方随一の名瀑(ばく)として名高く、近くの八重滝とともに「日本の滝100選」に選ばれている。

駐車場から滝までの長さ70㍍の杉並木は、樹齢400年を超える大木30本が立ち並び別世界へ誘う。

せみ時雨さえもかき消す轟(ごう)音を残して落ちる滝の裏側にある岩くつは超清涼スポット!

水のカーテン越しに幻想的な大自然が楽しめる。

 

龍頭が滝(りゅうずがたき)

●住所

島根県雲南市掛合町松笠【MAP】

●アクセス

JR木次駅から車で30分 。県道39号へ(案内表示あり)
道の駅「掛合の里」から車で10分、県道39号へ(案内表示あり)

いずれもその後は案内表示に従い「龍頭が滝」へ → 駐車場から徒歩で10分

●問い合わせ

雲南市観光振興課 電話0854-40-1054

●HP こちらから

5.八重滝(雲南市)

「日本の滝百選」に選ばれている。連続する滝を楽しみながらそぞろ歩く散策スポット。

八重滝は、民谷川沿いに流れる大小8つの滝(下流から猿飛滝、滝尻滝、紅葉滝、河鹿滝、姥滝、姫滝、八塩滝、八汐滝)の総称。

駐車場から遊歩道が整備され、うっそうとした森の中を流れる約1.5キロの清流に、一つ一つ姿を変える滝が次々と姿を見せる。
 

八重滝(やえだき)

●住所

島根県雲南市掛合町入間【MAP】

●アクセス

国道54号で掛合町入間地内へ
国道沿いに設置されている案内表示が目印

●問い合わせ

雲南市観光振興課 電話0854-40-1054

●HP こちらから

 

6.清滝(大田市)

岩壁伝いに幾筋も白い糸を引いたような水が滑り落ちる。草に覆われた山中の遊歩道を数100メートル、かすかな水の音とともに次第に視界広がる滝の姿は「流麗」という言葉がふさわしい。
近づくと、約20メートルという実際の高さ以上の迫力がある。地元では石見神楽を受け継ぐ刺鹿神楽団の創作演目にもなっているのは、古くから地元住民の愛されてきたからこそだろう。

雨乞いの滝としてまつられ、周辺に安置された33体の観音地蔵がその歴史を伝える。

 

清滝(きよたき)

●住所

大田市久手町刺鹿【MAP】

●アクセス

山陰自動車道 大田中央三瓶山ICから車で約15分

●問い合わせ

大田市観光振興課 電話0854-83-8192

●HP こちらから

7.観音滝(江津市)

江津市桜江町鹿賀を流れる江の川の支流、鹿賀谷川の上流部にある。断魚渓・観音滝県立自然公園内にあり、県内有数の大きな滝として知られている。

国道261号を江津市から川本町方面に走り、鹿賀大橋を渡ると数カ所に設けられた表示看板が滝まで案内してくれる。駐車場に車を止め、森の中を流れる清流のせせらぎを聞きながら散策路を2分ほど歩くと、水が流れ落ちる音と共に滝が現れる。

高低差約50メートルの滝は、垂直に近く幅も狭い上部から、なだらかな斜面で幅が広い下部まで3段に分かれている。

茶色の岸壁を滑り落ちるように流れる水は、上から下に一枚の白い布を垂らしたようにも見え、幻想的な雰囲気を醸し出す。
 

観音滝の名の由来は、江戸時代の中期、享保年間(1716~35年)にさかのぼる。

地元の長者が上流にある淵の石の上で休んだ後、たばこ入れを忘れた。思い出して引き返したところ、竜がたばこ入れを角にかけて振り回している様子を見た。人間に姿を見られた竜は怒り、長者の屋敷付近に現れては田畑を荒らし回ったため、滝の近くに観音様を安置して祭ったという。
 

観音滝(かんのんだき)

●住所

江津市桜江町鹿賀【MAP】

●アクセス

観音滝駐車場から徒歩で10分

●問い合わせ

江津市観光協会桜江支部 電話0855-92-1331

●HP こちらから

 

8.千丈渓(江津市、邑南町)

江津市桜江町江尾と邑南町日和にまたがる国の名勝「千丈渓」は、1級河川・八戸川の支流の日和川に沿って広がる延長約4.8キロの渓谷。県内有数の景勝地として1932年に国の名勝、82年には県立自然公園にも指定された。

渓谷沿いに設けた遊歩道からは、大きな滝つぼに向かって流れる水が、魚たちの関門になっているのに由来する「魚切」をはじめ、石でできた見晴らしの良い河原「千畳敷」、高さ40メートル、幅8メートルの「白藤滝」、段差のある大石の間を清流が流れ落ちる「相生滝」など、次々と現れる自然の造形美を堪能でき、訪れる人を飽きさせない。

 

千丈渓(せんじょうけい)

●住所

江津市桜江町江尾【MAP】

●アクセス

川戸駅から車で約10分(駐車場まで)

●問い合わせ

江津市観光協会桜江支部 電話0855-92-1331

●HP こちらから

 

9.赤馬滝(島根県邑南町)

邑南町布施の角谷(つのだに)川に架かる赤い橋を渡り、整備された散策道を数分歩くと、ひんやりとした空気と滝に落ちる水の音とともに、高さ約20㍍、幅約5㍍の瀑布が現れる。島根の名水百選にも選ばれている。

赤馬滝には、悲しい伝説がある。

江戸時代末期、滝の周辺ではたたら製鉄が盛んで、採った砂鉄を牛が運んでいた。その中に、牛追い人がいなくても荷を運ぶ温厚で利口な赤毛の牛がいた。ある年、その牛に子どもが生まれ、かわいらしい姿で親牛の後をついて歩いていたが、足を滑らせ、滝つぼへ転落してしまった。親牛は悲しみのあまり、子牛の後を追い、滝つぼに身を投じた。この伝説から、滝は赤馬の滝と呼ばれるようになったという。親牛の角が下流に浮かび流れていくのを見て、滝の水が流れ出る川は角谷川と名付けられた。

滝の周辺には、地元住民グループが休憩所を整備しており、四季折々の風景をゆっくり眺めることができる。

 

赤馬滝(あかばだき)

●住所

邑南町布施【MAP】

●アクセス

国道375号線から県道55号線に入り、美郷町から邑南町に入ると滝の案内板がある。それに従って左折して進むと赤い橋があり、橋を渡って川沿いに少し歩くと滝に着く

●問い合わせ

邑南町観光協会 電話0855-95-2369

10.天蔵滝(島根県邑南町)

岩肌を伝う落差約20㍍の水流と陽光を浴びて輝く緑がつくる空間は、連日の暑さとは別世界。夏休みには深さ1メートルほどの滝つぼで遊ぶ子どもたちの歓声が響く。

鎌倉時代、水源だった滝には大きなクモがすんでいた。近くの雲井山にあった雲井城が敵から攻め込まれると、どこからか湧くように出た雲が、山をすっぽりと包み、城を守った。その代償として里からは毎年娘がいなくなり、ある時怒った村人たちがクモを退治。雲は現れなくなり、城は攻め取られたという。

地区に伝わるこの逸話は、地元の井原神楽団の創作演目「雲ヶ淵」にもなっている。

 

天蔵滝(あまくらだき)

●住所

島根県邑南町井原【MAP】

●アクセス

邑南町井原地区のドライブインとバス停の間の道を入り、小さな橋を渡り100メートル直進。カーブミラーを左折し上って行くと天蔵寺に着く。徒歩で案内板の右側にある小路を約10分進み、木製の小さな橋を渡って急な坂を20㍍登るとなだらかな登りに。笹におおわれた小路を15メートル直進すると木製橋があり、「天蔵滝」と墨書きした看板がある。所要時間は行きで約40分。

●問い合わせ

邑南町観光協会 電話0855-95-2369

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