おでかけ・イベント

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はだえ―る:温泉編/築115年、文化財指定老舗旅館の温泉<旅館 美保館(美保関温泉)>(松江)

1908(明治41)年に竣工した本館は、国の登録有形文化財に指定されている。

泉質は、高張性アルカリ性低温泉。塩分をはじめとする濃い温泉成分は、皮膚から体に浸透しやすく殺菌効果があり、皮膚炎などにおすすめ。

肌に付着することで汗の蒸発を防ぎ、保温効果が高まり湯冷めしにくいことから、神経痛や慢性リューマチ、冷え性の方にも。

大山、美保湾を臨む展望大浴場(美保館 新館 7階)

前方に広がる美保湾と、大山を眺めながらの入湯。

タオル、アメニティもあり、子どもグッズ(イス、湯おけ)も充実。

赤ちゃん石けんもあるのがママにはうれしい。

湯上り後は、本館(国の登録有形文化財)のカウンターバーで、ドリンクが頼め、いにしえ情緒の漂う、館内でゆったりとした時間を過ごせる。

2階、宿泊の朝食会場としても使われている。

建物も家具も、ノスタルジック。

レースのテーブルクロスは、当時のもの。

2階、窓辺で開けた景色を見ながら、身も心もリラックスタイム。

屋根全体が窓になっているのは、当時から珍しい建築。

太陽の日差しや星空を楽しみながら、時間を過ごすのもいい感じ。

2階小部屋の入り口障子には、直接、鏡文字にして書かれた高浜虚子や湯川秀樹、徳川夢声の俳句を読むこともできる。

夜の本館も、雰囲気満点。

美肌グルメ

目の前の美保湾で取れる、旬の海鮮を中心に、10品種のお膳。

美土産(みやげ)

お酒にご飯にぴったりな、山陰沖で取れたサバと塩だけで熟成させた塩辛。

立ち寄りスポット

えびす様、全国の総本社。

江戸時代に敷かれた、水にぬれると青く光る石畳の通り。

海から取れた石なので、コケが生えない。

水にぬれて、青く光る石畳。

美保館には、本館を貫くように青石畳通りに通じる路地がある。

当時は本館前まで海が迫り、船からの荷下ろしの便を考えて、この路地が作られた。

さらに本館に隣接する建物の間、ほぼ一軒ごとに、青石畳通りに抜ける路地が何本も作られ、海運の名残がうかがえる風景を形作る。

旅館 美保館

住所:松江市美保関町美保関570

電話:0852-73ー0111

定休:なし

駐車場:あり

営業:日帰り入浴は、7:30~20:30

料金:日帰り入浴は、大人800円(400円)・小学生以下400円(200円)/3歳以下は無料 ※( )は、宴会割引料金。※フェイスタオル付

 

(記事は2023年4月7日現在)

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