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あそびばキッチン 大豆の「精進だし」

 キッチンは、ココロがワクワクするあそび場。食事を楽しみ、ココロとカラダに幸せエネルギーをチャージしましょう!

■テーマ ~ココロにもカラダにもじんわりしみる~ 大豆の「精進だし」を作ってみませんか

 お料理につかう「だし」というと、「昆布」「かつお」「煮干し」などが真っ先に頭に思い浮かびますね。

 ですが、実は乾物で作る「精進だし」というおだしもあるんです。かつおや煮干しなどの魚介のうま味とは、一味異なる、滋養に満ちた優しい風味。

 今回はそのうちの一つ、「大豆だし」をご紹介します。

 

 驚くほど大豆の甘みが感じられ、心も体もほっとする味なんです。

 節分用の乾燥大豆などあれば、ぜひ一度作ってみてください。

★大豆だし (出来上がり800ml分)

<材 料>

 〇大豆 100g  〇熱湯 1000ml

<作り方>

❶大豆をフライパンに入れ弱火で時々転がしながら、じっくりいる。(20分程度)

❷大豆の皮が割れ、ほんのり色づいてきたら火をとめる。

❸準備しておいた熱湯に②の大豆を入れ、半日程度置いて出来上がり。

 

★料理の活用ポイント

〇大豆だしを存分に味わえる汁物がおススメ。

 特に、大豆だしは豆腐や油揚げを具にしたみそ汁と相性抜群です。

〇だしをとった大豆も料理に使えます。

 だしをとった後なので、甘みは少し少なめですが、香ばしい風味が生きています。甘辛い煮物やカレーの具としてお使いください。

<一口メモ>

☆水につけておくだけ「簡単昆布だし」

「だしをとる」のは手間がかかるイメージがありますが、昆布は水につけて一晩置くだけでもおいしいだしが出来上がります。

指導:佐々木 久美さん

(管理栄養士)

山陰中央新報文化センター講師・FC神楽しまね栄養アドバイザー

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