読みもの
やってみたいけん!<ボトルランタン作り>Mar Covo(出雲)
①ビンと台座を選ぶ
②ビンをカット
こうして熱を加えた所を氷で急激に冷やすとビンに亀裂が入りカットできる(自宅では真似しないでね!)。
上下とも何カ所かヒビが入ったものの、「これくらいなら大丈夫」と言われ安堵した。
両端を紙やすりで平らにして次の工程へ。
③LED部分におおいを付ける
今回は、高い透明度を持ち15分の短時間で固まる樹脂・3Dプレミアムを本体に充填(ルビ=じゅうてん)するので、台座中央のLEDを保護するため、円柱形のガラスに同じ樹脂を詰めたものでフタをする。「中に作品世界を象徴する“バラ”を入れたい!」とひらめき、和田さんを悩ませることに。
「樹脂は2つの液を混ぜて15分程で外から固まるから、頃合いを見てバラのパーツを入れ、道具で支えて数分おいてみては」との案でうまく表現できた。作りながら独自に技法を発見してきたという言葉にうなづける。
④ジオラマを作りビンを接着
⑤完成!!
和田さんが、ランタンを作り始めたのは4年ほど前。知人が同様の技法でカットしたコーラのビンを目にしたとき、その美しさに「これは何かに使えるぞ」とひらめいたそう。
作品の最大の特徴は「廃材利用」。主なパーツは飲食店や酒屋から譲り受けて集めた空き瓶と、雲南で林業を手掛けるグループから入手した端材を、木工を手掛ける知人に加工してもらうという木製の台座セット。「限られた資源を大切に、実用的かつオシャレなものを作りたい」を貫く。
現在の作風に行きつくまで試行錯誤の連続。ビンに切り込みを入れる装置は、どんな形の物にも使えるよう独自に制作、火を当てる位置や炎心からの距離は、ビンの厚みによっても異なるため、割れやヒビの失敗を何度も繰り返してつかんだ。「作りに来てくれた人が喜ぶ顔を見るときがうれしい」と、ほとんど実費のみで出張教室なども行っている。
Mar Covo(マーコーヴォ)
住所:出雲市大津新崎町4-46
電話:090-4108-1142
◇制作体験
曜日:土・日曜日※完全予約制
時間:午前・午後※応相談。所要2~3時間
料金:2,000円~
ガラス小+電池式LEDライトの台座セット。入れるものに応じ追加料金
人数/1回1組※応相談。その他出張ワークショップなども受け付け
IG:mar_covo13