広島のお好み焼き店でも店長経験のある店主が、スタンダードな本場の味を届ける。

麺は現地でも名店からの信頼厚い磯野製麺の生麺を注文ごとにゆでて使用、ソースはオタフクソースをベースに店でオリジナルブレンドに仕上げる。

まずは基本の肉玉そば（900円、写真）からいただこう。もっちり麺は表面をカリッと焼き上げてあり、食欲は全開。各種トッピングや麺の増量・うどんに変更など文字通り「お好み」に合わせて注文を。

贅沢に島根和牛を使ったコウネ（牛肩バラ肉）など広島らしい鉄板メニューも。

ご当地らしさは同県出身者が足しげく通うことで証明済み！

広島のお好み焼き店でも圧倒的支持を誇る磯野製麺の通称「いその麺」。

中太の生めんを注文ごとにゆでて使用することで、香りや食感が一味ちがう。

たっぷり入ったキャベツは時期により地場のものも使用。

「広島の味にはこだわりますが、地産地消も大事ですから」と店長。

名店・くにまつとコラボした汁なし担々麺（800円）はもう一つの名物。

スピーディーに出てくるので、サクッと食べたいランチにもおすすめ。

マガジンラックにはカープの情報誌や現地の街歩きガイドブック、ドリンクで提供している廿日市市の乳製品会社「チチヤス」キャラクター・チー坊がかわいい商品案内…店内はさながら「リトル広島」だ。

「常連のお客さんの多くが広島出身の学生さんや社会人。向こうでは、ラーメン感覚でお好み焼きを食べるんですよ」

なるほど、地元と変わらない味を提供してくれる同店は、さぞかしホッとくつろげる場所に違いない。