肉屋黒川は京都・宇治に本店を構え、奈良を含めて３店舗を展開する和牛ステーキ重専門店。

開店前から行列ができるほどの超人気店の４店舗目が、2023年7月に松江でオープンした。

京都、奈良では全国から厳選した黒毛和牛を提供する中、松江店では、

雲南市の熟豊ファームで育てられた経産牛ブランド「熟」を専門で扱う。

メニューは、

　・極上ステーキ重（2,300円）

　・ステーキ重（1,800円）

　・焼肉重（1,800円）

　・炙（あぶ）り肉タク重（1,800円）　の全４種。

トッピングは、圧倒的人気の卵黄、ガーリック、ご飯大盛りが各100円、肉まぶしセット（あられ、塩昆布、ネギ、出汁）が200円。

よりボリュームがほしい時は、肉増し（800円～）の注文もできる。

調理の様子を近くで見させてもらうと、調理のシンプルさに驚いた。

表面に塩とコショウをまぶした後、強火で表面を焼き、すぐに冷蔵庫へ入れて少し寝かせる。

こうすることで、うま味が閉じ込められ、本来の味わいが引き立つという。

温かいご飯の上に丁寧に敷き詰められた姿は、まるで肉の絨毯（じゅうたん）のよう。食欲がそそられる。

風味、色合い、温度の全てが計算され、すべてのメニューが「賞味期限15分」。

一緒に添えられたワサビや、山椒を少しずつ加える味変も楽しい。

現在、松江店に立つ梶原優希さんは若くして全店舗の統括マネージャーを務めており、

高校生の時にステーキ重を食べて虜（とりこ）になり、アルバイトから社員になった経歴の持ち主。

「肉屋黒川愛」にあふれる梶原さんのイチオシは、たくあんと肉の相性が抜群の炙り肉タク重！

味はもちろんのこと、新感覚のおいしさにリピーターが続出しているそう。

地元で育てられた上質な肉を贅沢にいただく。

この街の魅力を再発見できること間違いなしの新スポットだった。