グルメ
【隠岐の島町】<月あかりカフェ>「島」を満喫するレトロモダンな空間
隠岐の和菓子屋・秀月堂が「商店街ににぎわいを」と2015年にオープンさせた。町屋を改装した店内には約20席がる。
窓の外には漁港の情緒を感じさせる八尾(やび)川が流れるレトロモダンな空間を、店主の黒川由希恵さんが切り盛りする。
いちご大福や羊羹(ようかん)の花びらなどを散らした季節のパフェ(900円)など、本職ならではの彩り豊かなスイーツはもちろん、「かわはぎフライバーガー」(530円)は島で獲れた大ぶりなカワハギを、カラっとフライに。たっぷりの野菜とともにガブリと一口…衣のサクッとした食感と、ふんわりしっとりのカワハギの身にからむ、手作りタルタルソースが味の決め手!
フライは漁師さん次第でアジになったり、季節限定で「あごが外れそうな」(黒川さん)大きな岩ガキフライが登場することも。
旬の地物にこだわるため、商品や値段は季節や仕入れ状況によって変わる。
「たこからポテト」(600円)や岩のりおにぎり(350円)など地元の幸を活かしたフードも島の香りを感じさせる。ビタミンソーダ(450円)は島でとれるハッサクを使ったドリンク。
「週末になると地元の人が楽しめ、観光客との交流もできる場にしたい」と黒川さん。
店内には地元の人たちが作った小物も並ぶ。季節感を考えながら展示され、好評だったため商品化したものもあるという。
作家さんとのコラボ展や、不定期で隠岐民謡を楽しむイベント、持ち込み企画もOKで、昔ながらの商店街の一角、島の温もりを感じるスポットは、これからも人と人とも縁がつながる場所として愛されそうだ。
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