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【安来市】<アルテピアカフェ>おいしさと遊び心を詰めたご当地パフェ

日常の中のワクワクする時間と、人・こと・ものがつながれる場所を作ろうと観光地を結ぶ中間地点でランチやスイーツを提供。

どじょうすくいパフェ(1,900円、写真。8月末まで販売)は、どじょう掬(すく)いまんじゅうや地元・佐川廣末堂のアイスキャンデー、清水ようかん、わたなべ牧場のバニラアイスなど、安来銘菓を詰め込んだアトラクションのようなスイーツ。

味のバランスに試作を重ねたというだけあり、最後まで美味!

ランチにはグリーンカレーやハヤシライス(各900円)、豚の生姜焼きや油淋鶏などボリューム感ある日替わり(850円、木・金曜日限定)が人気。

 

 ディズニーランドに来たらミッキーのパンケーキ、のように、「ここに来たらこれを食べたい」という象徴になるメニューを作ろうと誕生したこちらのパフェ。

安来の『おいしい名物』とのコラボになっており、パフェにのっているものは市内を周遊して購入できるのもポイント。

とはいえ、映えるだけでなく中身の食べ合わせがおいしくなくてはいけない…というこだわりのもと、組み合わせには苦心したそう。

トッピングのきなこ棒はくじ付きで、当たるとまんじゅうかアイスを追加サービスしてくれるという遊び心も添えられている。

わきに控えるどじょう佃煮にも注目。

「安来の名産品で、パフェに合うといえばイチゴ。ですが、できればどじょう佃煮も食べてほしい」

パフェの“箸休め”でなら違和感がないのでは…と小皿に添えた。

 

季節によって入れ替わるさまざまなパフェには、熱いご当地愛を秘めた店主・石田まさみさんのユニークな発想が表現されたものが他にも。

「2023年秋に広瀬町で開催された戦国尼子フェスティバルを記念して、月山富田城をイメージして作った『難攻不落パフェ』は、いかに高くするかにこだわりました」

およそパフェに似つかわしくないネーミングのうえ、“高く”とは?!

「グラスにやきいもや秋の果実をたっぷり入れ、アイスも丸くして高さを出し、食べ応えの点でも“難攻不落”を表現してみたんです」

2024年3月には“春の陣”としてイチゴや桜アイスで仕立てたバージョンが再登場、大人気を博したそうだ。

 

安来名物の代表格・どじょうを食べやすいフライにしてのせたどじょうドッグ(単品550円、サラダとミニスイーツのセット900円)は、スパイシー(写真)とタルタルの2種類。

栄養満点などじょうにスナック感覚で親しめる。

スイーツメニューでは、わたなべ牧場のジェラートを添えたワッフルやクリームソーダも人気。

夏にスタートする予定のかき氷(トロピカル900円、やすぎの苺、抹茶小豆 各850円)も楽しみ♪

 

実は書道教室の先生の顔も持つ石田さん。

古いものが好きで安来の伝統文化にも興味を持ち、教室のない昼間の時間を利用して、地元のために何かできないかと考えていた。

「次世代に伝え継ぎたい名所や名物がたくさんあるのに、魅力を伝えきれていないのをもったいないなと感じていました」。

調理師免許も持っていたことから、イベントでどじょうの佃煮を販売し、手ごたえを感じたことが今日につながる。

カフェを自陣に、安来愛の強さなら誰にも負けない石田さんが繰り出す“新名物”、今後もぬかりなくチェックしたい!

 

アルテピアカフェ
住所:安来市飯島町70 アルテピア内 【MAP】
電話:090-1688-5055
営業:11:00~17:00(L.O.16:30)
休み:月・火曜日
駐車場:あり
Instagram:こちらから

※イベント時は混雑することがあります

 

(記事は2024年8月1日現在)

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