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コラム◇◆◇アンニョンハセヨ‼ 韓国 vol.7

韓国の桜

朴香善(パク・ヒャンソン)

韓国・ソウル特別市出身、出雲市在住

山陰中央新報文化センター韓国語講座講師

みなさん、 안녕하세요(アンニョンハセヨ) ‼

すっかり春らしくなりましたね。 お花見は行かれましたか?

韓国でも日本と同じように春になるとお花見を楽しむ文化があります。特に桜の季節のこの頃には、多くの人々が桜の名所を訪れます。日本のように桜の下にシートを広げて宴会をするというより、桜並木を散策したり、写真を撮ったりするのが韓国の一般的なお花見スタイルです。

各地の桜の名所でお花祭りが開催され、夜にはライトアップも楽しめますね。

ソウル市内の名所、景福宮(キョンボックン)や昌徳宮(チャンドックン)では、伝統的な建物と桜の調和が美しく、韓服(チマチョゴリ)を着て写真を撮るときっと特別な思い出になります。

また、南山(ナムサン)のNソウルタワーがある南山公園では、桜並木を歩きながら、ソウルの景色を一望できますし、夜のライトアップされた桜が幻想的でロマンチックなデートコースとして有名です。桜の妖精の伝説があり、開花期に恋人を祝福し、幸運をもたらすといわれているので、多くのカップルが祝福を受けることを願って、桜のスポットを訪れることもよくあります。

韓国のお花見の特徴として欠かせないのが屋台グルメですね^ ^ 

トッポッキ、ホットク、チキン、オムク(おでん)などの屋台が出る場所も多いので、おなかも満たせますよ^ - ^

小さいお子さん連れのファミリーは、自宅近くの公園の桜の下で、持参したお弁当を楽しんだり、若者たちは桜のある公園にピザやチキン、キンパなどを配達させて食べながら桜を楽しんだりしていますね^ - ^

桜以外にも真っ黄色のレンギョウ(ケナリ)やツツジが同時期に咲くので、春の景色がいつもより華やかになるのも韓国ならではの魅力ですね。

今度は桜の季節に韓国を旅行してみてくださいね〜

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